【訪問した医師を銃で殺害した事件】(2022年1/30号朝日新聞)コメント掲載

訪問した医療従事者に対する暴行、医師 1 名を散弾銃で撃って死に至らしめた事件。家 族の治療方針などについて医療機関とのトラブルがあったケース。患者・家族からのクレームや在宅医療現場でのトラブルに関して以下のコメントが掲載されました。「患者側からの事実に基づく正当な苦情と、全く根拠がない悪質なクレームでは、対応を変 える必要がある。「悪質なクレームには、エスカレートを防ぐために手慣れた職員が複数で対応する」、「短時間で話を打ち切り記録を残す」、「あの職員を出せ」などの相手の過大な要 求には応じない」などが対応の原則になる。」「在宅医療の現場では、予想もしないトラブルが起きるおそれがある。病院なら夜間でも警 備員や複数の職員がいたりするが、在宅医療では、看護師 1 人だけで利用者宅を訪問する ことも少なくなく、悪意がある相手への安全対策が十分ではない。」「利用者宅を訪問する看護師らが警備会社に簡単に通報できるボタンを携帯する、といっ た対策が考えられる。医療者の身を守るための方策を真剣に考え、(事業所だけでなく、国・ 都道府県・地域社会全体で)対策を講じていくべき。」