【在宅医療患者や家族からの暴力行為訪問看護師の半数が経験】(2022年1月31日NHK首都圏ナビ)

訪問した医療従事者に対する暴行、医師 1 名を散弾銃で撃って死に至らしめた事件。外 部の目に触れにくい訪問先での安全の確保について以下のコメントが掲載されました。現状について ⇒多くの訪問サービスを利用している利用者さんやご家族の方は大変善良な方が多くて問 題はないんですが、たった一人でも悪意のある利用者やご家族の方がいる場合、訪問介護や 看護をしている事業所は小規模なので、とても大きな影響を受けると思う。 ご自身の権利の主張が大きかったり、過剰なサービスの提供を求めたりするような傾向が あり、そういった人に対し、医療従事者並びに看護・介護の方たちが時間をかなり割かれる といった現状がある必要な対策 ⇒「安全確保が十分でなければ在宅医療、訪問看護、介護は推進されない。事業所で実施で きる安全対策にも限界があります。病院の場合はすぐに応援を呼べてすぐに複数で対応す ることも可能なんですけれども、基本的に訪問の場合はすぐに応援を呼ぶという体制がと ることができません。 (呼び出されたときは)例えば電話で対応するとか、ほかの交渉方法を使うとか、対応方法 をより安全なものに変えていくことが必要になるかと思います。 特別な場合に警察にもちろん相談することも大事ですが、すべて警察に相談するだけで解 決しませんので、実際に訪問するときに同行していただけるような警備員、通報システムと かそういった整備など、国や自治体による支援についても考えていく必要がある」

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